すすきのの老舗のホストクラブ エメラルドに行った話

すすきのの端にある気になる看板のあのお店

豊水すすきの駅から徒歩1~2分の場所に小さな小川「鴨々川」が流れています。

その小川の近くには、すすきのに住まう人々が、通るたびに気になりつつも、目の前を通り過ぎる事幾年月。

そんなエメラルドグリーンの看板、店舗が存在します。

「ホストクラブ エメラルド」

昔ながらの書体で印字された、煌々と辺りを照らし続けるひと際目を引くあの看板。

こんなすすきのの端っこにホストクラブ? 看板だけでも今時のホストクラブでは無さそうだぞ。 どんな感じなんだろ? と思いながらも、誰も行った事が無いと言う。

気になる。が、入る勇気がなかなか持てない。誰か行った人の話を聞いてみたい。

と言う、すすきのので遊んだり働いている人が多いのではないでしょうか。

てなわけで、今日も刺激を求めてすすきのに繰り出した、私が調査してきたので、どんな感じのお店かを、体験した範囲でレポート致します。

ちなみに、筆者はホストクラブは初めてなので、他のホストクラブとは比較出来ません。(その点を留意した上で、お読みください。)

店内について

小川に掛かる小さな橋を渡り、なんか良さげなカフェの入り口手前にある扉。

この扉を開けると、地下へと続く階段があり、最下段手前辺りでカーブを描いていて、店内は開けた段階では分かりません。

下まで降りると、スタッフの方が人数を確認してくれて、そのまま案内してくれます。

初めての来店かを確認されて、最初に何を飲むかを聞かれました。

ブランデー・焼酎(鏡月)・ウィスキーなんかがあるそうです。

店内は、地下ワンフロアを丸々使用していて、L字型の6~8人は座れそうなボックス席が10卓以上ありました。100人位は収容可能なんだとか。

店内は喫煙可能。階段から真っ直ぐ行った辺りにトイレがあります。

階段から丁度反対側、入り口から見て左手奥には、ステージがあります。

ステージを囲うように、放射状にお客さんが座るボックス席が配置されています。

各卓上部には、モニターがありカラオケの待機画面が延々と流れています。

壁面2か所には、プロジェクターとスクリーンが配置。

明る過ぎず、暗過ぎず、ボックス席をレトロなテーブルとイスに変えればそのまま雰囲気のある純喫茶に早変わりしそうな感じ。

雰囲気はありますが、長年の営業を感じさせない清潔感があり、洗練された印象も受けます。

調査報告 と言う名の体験記

最近の俺のXの投稿が、普通過ぎて面白くないよね。と長年の友達に自虐をかましたあの日。

なんか面白いお店・気になるお店ないかなぁ。と言うと、

「エメラルドは?」

そんな返事が返ってきた。

詳しく聞くと、鴨々川の近くにある、エメラルドグリーンの看板のお店が気になる。

実は、ホストクラブだけど年配の人がホストをやっているらしい。

いつも気になっているが、誰も周りに行った事がある人がいない。

ネットで調べても何も情報が出てこない。

と言う。成程。確かに気になって気はした。確かにそんなお店もあったかも。

と言う事から、存在を知り、2週間後。

ラーメンを食べて、すすきのをぶらつきながら次はどこに行こうかなあ。なんて考えてたら、そう言えばと思い出して小川の先のホストクラブを目指したのでした。

何せ情報が無い。なんならホストクラブだから男性一人で入れるかも分からない。

だけど、とりあえず入ってみるか。と思い扉を開け、長い階段を降りる。

この薄暗い階段が、異世界へと繋がる階段の様にも感じられる。

階段を降りると溌剌とした年配のスタッフが迎えてくれる。

男性一人なんですけど、利用できますか。そう尋ねると、

「大丈夫ですよ」

と優しく言われ、奥のボックス席に案内されたのでした。

着席後、飲み物を聞かれ、何があるかも分からなかったので、焼酎の水割りと答える。

ホストクラブのドリンクの最適解とはなんだ。ホストクラブでは何を飲むのが普通なんだ。と思いながら待っていると、最初の受付を対応してくれた年配のスタッフの方が焼酎のボトルとグラスを持ってきて、テキパキと水割りを作ってくれて、そのまま席に着く。

どうやら噂は、本当だったようだ。

ダブルのスーツを着ていても分かるガッシリとした身体つき。

短く切られた髪に、雪の降る日でも焼けた肌。

最初に受付対応をしてくれたスタッフ。この人がホストだったのだ。

「うちには、どうして来てくれたの」

そうホストの方(以降Tさん)に聞かれて、来店の経緯をありのまま話してみることに。

「確かに。みんな気になるみたいで、そう言う方が結構来てくれますよ」

何となく会話のキッカケを掴めた所から、乾杯をして気になるアレコレを聞いてみました。

現在は、オーナーのTさんが、ほぼ一人で営業していること。

アルバイトが4人在籍しているが、忙しい時予約がある時以外はほぼ一人で営業している。(Tさんは70歳くらい)

ホストクラブエメラルドは、2025年現在創業52年目。

ホストクラブエメラルドは、元々青果問屋の社長が始めたお店で、Tさんは農家をやっていた関係でその青果問屋の社長から誘われる形でホストになる。

Tさんは、現在も、朝は市外で農家をやりながら、夜にホストクラブエメラルドに立つ為に札幌と市街を往復している。

コロナ禍以降位から、常連や客層が変わり、3~4年前に男性のみでも入店可能に。

約10年前くらいから焼酎も出し始める。

ステージでは、エメラルドの従業員では無いが、ピアノを演奏する男性が居て、箱代を頂く形でピアノ演奏を披露している人がいる。

昔は、ステージ周辺で社交ダンスを行うのがホストクラブで、有名な「ホストクラブ愛」等もステージがあったりしたが、現在ステージがあるホストクラブは、恐らく日本でエメラルドのみである。

創業当時は、女性が飲みに出るなんて。と言う時代だったので、女性の為の飲み屋さんは、すすきのの端の方の地下等外れの方に出店するのが普通だった。

エメラルドは、一年位だけ現在の場所より中心よりに一度だけ移転した事があったが、あまり移転の効果が無かったし、現在の場所がそのまま残っていたので、戻ってきた。

テナントの入る第一リバーサイドビルは、1969年10月築なので、出来てからほとんどをこの場所で共にしている。

なんて話を、聞いてみました。Wikipediaのページでも作りそうな勢いである。

現在の私服で接客するホストクラブとは、違うけど。

昔の空気をほんの少し感じられるお店で、50年以上のすすきのをずっと見てきた人の話は大変興味深かったです。

なんかステージがあったりするので、箱を借りてライブとかイベントが出来そうな気がするよね。

接客してもらったというより、コッチが気になる事をひたすら聞いてインタビューみたいになってしまいましたが、まだまだきっと掘り下げられそうな話題が尽きないまま。その日は退店したのでした。

しかし、Tさん若々しかった。流石に、ホスト。実年齢より全然若いし、エネルギッシュでした。

まだまだ、すすきの面白いぞ。次は何処に行っちゃおうかな。

店舗情報

ホストクラブ エメラルド

住所:北海道札幌市中央区南7条西2丁目1-3 第一リバーサイドビル B1F

営業時間:20:00 ~ 1:00

定休日:日曜祝日

TEL 011-531-5943

クレジットカード決済可

店内全席喫煙可

店内トイレあり

初回飲み放題 税込み5000円

カラオケあり

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